指導の想い


 

【フロー・フラップ11のこだわり】

 

「楽譜が読めない子にはしません」

「センスの有る無しに関わらず、一定レベルまで引き上げます」

「変なクセをつけません」

「ご家庭での練習において保護者の方に負担を掛けません」

「ピアノと同時に世界の文化や歴史についても学び、教養を深めます」

「自分から進んで自宅練習したくなるような”仕掛け作り”をしていきます」

「自己肯定感を高める言葉掛けをしていきます」

「”自分で考え選択する”機会をレッスン内で沢山与えていきます」

「講師が積極的に実際に演奏しお手本を示します」

「人前で演奏できる機会を多く設けます」

「孤独を感じさせない工夫をしていきます」

 

詳しくは「子供の導入レッスン内容」をご覧下さい

 


 

【小学校卒業を一つの区切りとしつつ、「音楽的自立」を最大の目標に】

 

「ピアノを習い始めたからには最低でも10年は続けて欲しい」

これは恐らく多くのピアノ講師が生徒に望んでいることだと思います。

 

しかし今の時代、子供達は学校生活に加えて複数の習い事や塾に大忙しです。

この忙しさは中学校に上がると更に加速していきます。

 

ピアノを習う子を持つ多くのご家庭にとって、小学6年生の頃がピアノを続けるか辞めるかを真剣に考える大きなタイミングになってくるのではないでしょうか。

 

そうであるならば、教える立場としても「全ての生徒が小学校までで一旦レッスンから離れてしまう」と敢えて想定し、その中でより大きな満足感と結果を得て頂けるようなカリキュラムを組むべきなのではないかと考えるようになりました。

 

そこでフロー・フラップとしては、小学校卒業までに

 

・自力で読譜する力をつける

・体にとって一番ラクで自然な奏法を身につける

・取り組んだ曲を、人に聴かせられるレベルにまとめ上げる力をつける

・「バロック」「古典」「ロマン」「近・現代」4期それぞれのスタイルの違いを知り、クラシックの基礎を学ぶ(将来的にどのジャンルを弾くにしても、クラシック音楽としっかり向き合う経験を持っておくことはとても重要だと考えています)

・クラシック以外のジャンルの音楽にも幅広く触れていく

・コードの基礎を身につけ、自分で簡単なアレンジが出来るようにする

 

”忙しくなる前にしっかりとした基礎を作っておく”

をモットーに、上記の点を全ての生徒さんに身につけて頂くことを目標に取り組んでいきます。

 

 

 

【ピアノの演奏技術だけでなく、同時に”教養”も身に付ける】

 

夫の仕事の関係でドイツに暮らすことになり、気軽に近隣のヨーロッパ諸国へもアクセス出来るようになり、ヨーロッパの文化や芸術がより身近に感じられる生活を送る機会を得ました。

 

そんな環境に身を置いていると、ごく自然にキリスト教をはじめとした宗教のこと、現在に至るまでの各国の関係性や歴史、美術史…そういったものへの興味が猛烈に湧き上がってきました。

 

そしてそれらの事柄を自分が気になった分野からひたすら学び、深めていく日々を送ってきました。

 

すると、旅行などに出掛けて歴史的建造物や芸術に触れた際にも、知識があることでまるで好きな芸能人に会えたかのようなテンションで楽しむことが出来つつ、より深く一つ一つのものを味わえるようになりました。

 

今までは「わぁ~、なんかスゴイなぁ~、綺麗だなぁ~」ぐらいの感想しか持てなかったものの見方がガラリと変わりました。

 

ひとくちに「欧米」と言っても、アメリカ諸国とヨーロッパではまた文化がかなり違うことも両方のエリアで生活してみて実感出来ました。現代社会において世界中で起こっている様々な問題も、全ては過去の歴史としっかり繋がっている。

中高生の頃に授業で歴史を学んでいた時は遠い昔の物語を聞いているような気分だったけれど(そしてその大半は忘却の彼方…)実は今私達が生きているこの時代もまだ「物語」の途中で、その中で私達は生きているのだと気づくことが出来ました。

 

と同時に激しく後悔もしました。

 

「この知識と教養がもっと若い時に身についていたら、どれだけ違った世界が見えていただろう…」と。

 

そして、よりクリアな目で世の中の動向を見つめることが出来る若者を育てていけたら…という思いが自分の中に芽生え始めました。

 

あくまで主軸はピアノレッスンですので、それを大きな柱として「音楽」を足掛かりとしたアプローチで世界の文化や歴史を学べたら、学校の授業とはまた違った楽しさ・面白さを感じてもらえるのではないかと考えています。

世の中の見え方もきっと変わってくるはずです。

 

 

昨今、「ピアノを弾く行為は脳の発達に良い」という話をいろんなところで見聞きする機会が増え、そこからピアノに興味を持たれた方もいらっしゃるかと思いますが、個人的にもその説には大いに賛同しつつ、その効果は抽象的な事柄ゆえに目には見えにくいという側面があるのも事実です。

 

「ピアノ=脳に良い」というのはピアノを続けることで得られる副産物であると信じたいところではありますが、フローフラップとしてはもっとより確実なものも未来ある子供達に提供していけたらと考えています。

 

フローフラップでのレッスンの中で少しずつ積み上げられた歴史的・地理的・文化的な知識の点と点がいつしか繋がって線となり、学校での学習の助けや学習意欲向上への一助となることを目標に、工夫を凝らしたレッスンを展開していきます。

 

フローフラップでピアノを学ぶことで、ただ単に「ピアノが弾ける」だけではなく、それ以上のものも同時に手にして頂けると考えております。

 

 

 先に掲げた「小学校卒業までに…」とは矛盾するようですが、中学入学以降も通い続ける価値のあるレッスンをご提供できると自負しています。(中学生以上は、時間的・経済的負担を軽減して継続して頂けるよう、月2回のコースも設けております)

 

上記の理想を実現するための長めのレッスン時間設定でもあります。(30~40分のレッスンでは到底無理なので…)

 

一方通行の講義形式ではなく、いろんな楽しい飛び道具も用意しつつ、生徒とも積極的に対話し思考を引き出すレッスンを展開していきます。

 

 

  

【レッスン室で過ごした時間が、かけがえのない人生の宝物となるように】

 

1レッスンが30分しかなかった音楽教室に勤務していた頃、「ここをもっと掘り下げたかったのに」「もっと生徒とお喋りしたかったのに」「もっと慌てずゆったりとした気持ちで進められたらいいのに…」と、毎回不完全燃焼な気持ちを抱えながら、どうにか時間内にカリキュラムを収めることで精一杯でした。

 

結果、どうしても「ピアノを上達させること」のみにフォーカスしたレッスンにならざるを得ず、後に自宅で「フロー・フラップ」をオープンさせた際には、レッスンがもっと豊かな時間となるような工夫を重ねてきました。

 

レッスン時間の長さだけでなく、気持ちが華やぐ空間づくりにもこだわり、アカデミックでありながらも変に緊張することなく、リラックスして暖かい気持ちで過ごして頂ける時間をご提供したいと考えています。

 

「レッスン」という時間の中で、”学び”と”癒し”を同時に得て頂けるよう努めています。

 

 

このようなコンセプトを前面に押し出して経営されているピアノ教室は、まだかなり少数かもしれませんが、共感して下さる方と良いご縁が出来ましたらとても嬉しく思います。


 

※興味のある方はご一読下さい

コンクール参加について、フロー・フラップのスタンス